2021年3月15日
コロナ禍で迎える2年目の春季労使交渉で、格差是正をめざす中小企業単組の要求が大手を上回る傾向が明らかになってきた。機械・金属の産業別労働組合JAMの集計では、ベアに相当する改善要求額が300人未満で平均4354円となり、全体計の4140円を約200円上回っている。小売・外食などを含むUAゼンセンでは、ベアを含む引上げ率が300人未満で3・25%となり、300人以上の3・17%を超えた。パートタイマーの引上げ率は3・70%(時給ベースで37・1円)で、正社員を0・53ポイント上回っている。